特色
はじめに ~遊びは学び~
幼児期における遊びは、小学校以降の授業、学習と同義であり、幼児期の子どもに最も適した学びの手段です。子どもたちは、常に五感を働かせながら、様々なことを感じ、考え、心を動かし、夢中になって遊ぶことを通して、体験からたくさんのことを学んでいきます。また、集団生活ですから、教師や友達と関わり、互いに良い刺激を与えあいながら生活できることも、大きな学びの要素の一つです。
単純な知識を身に付けるだけでは不十分な世の中になってきました。様々なことに興味や関心をもつ好奇心や探究心。試行錯誤を楽しむ思考力や豊かな表現力。挑戦する意欲。粘り強くあきらめない態度。コミュニケーション能力や思いやりの気持ち。自然、地球環境への理解と配慮。目まぐるしく発展していく技術を活用し、新たな考えを生み出しながら、これからの未来を力強く生き抜くための資質・能力、非認知能力を身に付けていくことが重要です。ここに力を入れている、それが本園の教育の特色です。
好奇心や探究心を引き出し、学びの芽生えを育む教育活動の推進
- 自分から素材や用具、活動に興味をもって関わり、遊びの楽しさを十分に味わえるよう、援助や環境構成を工夫します。
- 発見や気付きを喜び、試行錯誤する面白さを味わえるように、興味・関心に応じた教材の提示や環境構成を工夫し、探究活動の充実を図ります。
- 園庭の自然環境を生かし、日頃から植物の成長に目を向け、実際に触れる機会を豊富に設けることで、自然の不思議さや面白さ、偉大さを味わい、自然への興味や関心を高めます。
主体的に体を動かし、多様な動きを経験できる運動遊びの充実
- 幼児期に必要な基本的な動きを経験できるよう、幼児の興味の広がりに沿って遊びや生活を展開し、体を動かす楽しさや気持ちよさを味わい、自ら体を動かそうとする意欲を育みます。
- 併設小学校の校庭を存分に活用し、発達に応じた運動遊びの計画を基に心身の調和的な発達を促し、体力の向上を図ります。
身近な人への親しみや信頼感、思いやる心を育む教育活動の推進
- 学年を超えた交流の機会を計画的に設けることで、多くの他の幼児と共に活動する楽しさを味わう体験を重ねながら関わりを深め、親しみや思いやりの気持ちをもち、人と関わる力、コミュニケーション能力を高めます。
- 一人一人の幼児を大切にし、個性や特性に応じた支援を充実させるために、担任の枠を超えて、教職員全員、幼稚園全体で幼児の成長を促す意識をもって教育活動を推進します。
地域とのつながりを生かし、地域の人材や資源を活用した教育活動の充実
- 在園児保護者やPTA、地域人材と連携し、教育力を生かした教育活動を展開し、幼稚園公開日や園行事、未就園児の会やホームページを活用した情報発信に努め、新川地域に根差した区立幼稚園として、社会に開かれた教育活動の推進します。
- 自分たちの住む地域により一層の親しみと愛情を感じられるよう、地域の方との関わりや地域の行事に参加する機会を大切にしていきます。